2013年8月25日日曜日

Bayon (バイヨン), [カンボジアその3]

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アンコールワットを見た後は、アンコールトムへ移動してバイヨンを見るのである。

10年前に来たときは、壮大なアンコールワットに比べてあまり記憶に残らなかった印象なのだが、今回はここがかなり良かったのだ。

崩れかけて廃墟となった遺跡が、繁栄と滅亡の歴史を想起させて、大いにロマンを感じるのである。

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ここの遺跡は、崩れかけたというよりも、実際崩れているのである。
普通ならきれいに修復してしまうところだが、あえて、このような状態で保存されているところが、個人的にはとても気に入った。(単に手が回っていないだけかもしれないが。)


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首のない像が守る門である。アンコールトム当時の戦争で壊されてしまったのか、あるいは、近年の内戦によるものかわからないが、インディージョーンズになったようで冒険気分が盛り上がるのである。


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タプロームほどではないが、樹木が浸食している。また、レリーフもいたるところにある。



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まったくもって、クメール建築様式は独特である。煉瓦ベースで石の装飾を施してあり、非常に壮麗だ。

特に、バイヨンはアンコール遺跡群の中でも最後のほうの時代に建てられたもので、微笑みをたたえた仏教的な顔が施された四面塔が連なり、非常に独創的なのである。


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1000年近く前に造られた建築が現存していて、過去の栄華を今に伝えているというのは、非常に感慨深い。

全体的に、すぐにも崩れそうな印象で、倒壊してもそのままにしてそうなお国柄でもあるが、今後も維持・継続していってもらいたいものである。


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makro planar 2/50,  eos5d
sigma 35/1.4, d800

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